びぼうろくてきな

アイドルと声優がすきです

8年ぶりに見た赤西仁くんは神様になっていた

いや〜あの〜……そんなの国民全員知ってるわってこと言うんですけど、赤西仁くんってほんとうにほんとうにほんとうに顔がかっこよくないですか……??????

レポ的なことはプロのえー担の方におまかせするとして、09年ぶりに見た赤西くんがすごすぎてすごかった話をします。お察しの通り全編キモオタの感想ポエムです…先に謝っとくねごめん…


前回AudioFashonの幕張をライビュで見てて、今回会場で見ていちばん違うなって感じたのが「じんくんは空間の使い方が上手だな」ってところなのですが、なんというか照明がダイナミックなんですよね。
上手に言えないんですけど「会場は縦×横×高さで構成されてる」「照明含め演出の向きも動きも自由」っていうのを改めて感じたんですよ。
もちろん照明だけじゃなくて、映像演出とか、セットとか、全部含めてコンサートっていう総合芸術だなって思わせてくれる。

 

たとえばレーザーって、ドームだったら1階スタンドと2階スタンドの間に向かって打つとかある程度の基準が察せるかと思うんですけど、赤西くんのライブってめちゃくちゃ自由なんですよね。マジで無尽蔵。レーザーに限らずサーチライト(っていうの?)とかでも、どこまでも自在に動く。ステージ演出っていうか会場演出。
会場の中ではもちろんアーティストと、そのステージが主役で真ん中なんだけど、赤西くんはあの会場において主役でもあるし、場を操るマエストロでもあるのだなあと思いながら見てました。
支配者って言っちゃってもいいんだけど!!だってあの会場は客も含めなにもかも赤西くんの手の内だったし!!

 

なんかもう赤西くんって天才すぎません?
あのワッフルメーカーも、ステージの上昇に合わせてセンステの照明下がるのマジで天才だなって思って、あの、ステージが床で照明が天井っていう箱というか空間ができるんですよ。
コンサート会場はひとつだけど、空間はひとつじゃないし最高もひとつじゃないんだ!!!!!やることなすこと全部かっこいいですよねあかにしくん……
かっこ悪いとかダサいとかあの空間にはいっこもないんですよ。
なんなら割とダレがちなダンサー紹介ですら目を離せないくらいかっこいい。
「ダンサーってバックで踊る人じゃなくて演者のひとりなんだ」って今更すぎることに気付くくらいかっこよかった。
歌う曲調の振り幅が広くて演出がトリッキーでも、「あかにしくん」っていう軸が絶対にぶれないから、絶対にかっこよさが散らからない。
この「軸がぶれない」っていうの、ほんとに難しいことだと思ってて、かっこいいって一言に言ってもたくさんの種類のかっこよさがあるじゃないですか。

あかにしくんは
・自分がやりたいかっこいい
・自分に似合うかっこいい
・観客に求められるかっこいい
のバランスが絶妙で、違う種類のかっこいいを混ぜてもちゃんと「赤西仁のかっこよさ」として成立させてしまうんですよね。
さらっとこなしてるけど、このバランスって難しいと思うんですよ。
例えばロックっぽいかっこよさを表現したいけどアイドルっぽいかっこよさを求められる、とかザラにあるわけで、それを両立するために衣装とか曲の並べ方とかいろんな工夫があって。
赤西くんのコンサートってたぶん「赤西くんの思うかっこいい」が柱にあって、そこに曲とか状況とか流れに応じていろんな種類のかっこいいで枝葉を足していくからちゃんとぜんぶ「赤西くんのかっこよさ」になるし、それを成り立たせる「赤西くんの思うかっこいい」の方向性が間違ってなくてブレることもないっていうのが本当にすごいなと。かっこよさに対してまっすぐなんですよね。


昔作った曲のことを「クオリティが低くて恥ずかしい」って言ってたけど、それってクオリティが低いわけでも時代が変わったわけでもなくて、赤西くんの曲作りの技巧が上がって自分の曲をより客観的に聴けるようになったってことじゃないかなって思うんですよね。え、だって昔の曲もめちゃくちゃかっこよくない???

 

赤西くんが何やってもかっこいいっていうのは、赤西くん自身の表現の振り幅もあるし、赤西仁っていう人間の素材が痺れるほど素晴らしいっていうのもあるし。
「観客がこれをやると喜ぶ」って言うのをきちんと理解してるけど、こちら側が欲しがるだけ与えるのではなく、ちょっとだけ出し惜しみするとか、違う解釈を加えてみるとかっていう勘の良さがほんとうにすごいんですよ…
すぐ「解釈違いです!!!」って言うタイプなんですけど、赤西くんに関しては解釈が違ってもこちらが思ってたこと以上のものを見せてくれるから常に赤西くんが正しい。説得力がすごい。
100の言葉より1曲のステージングでねじ伏せてくる、KAT-TUN育ちは伊達じゃない。

 

衣装もダンスも、今回赤西くんそのものを飾るものはとてもシンプルだったと思うんです。衣装フルチェンジみたいなのもなかったし、髪はふわふわ乱れてくるし、かっちりした振り付けをバリッバリにこなしまくるぜ!!!みたいな感じでもなかったし。
それでもほんとにほんとにかっこよくて、一瞬も目が離せなくて、えっ赤西仁ってすごくない???
上着を脱ぐ」「髪をかきあげてみせる」「音に合わせて身体を揺らす」何気ないことなのにマジで惹きつける引力がすごい。これがスター性か!
1日目タンクトップになるときはネクタイ背中に回して焦らしたりしてたのに2日目はネクタイもシャツもガバッと一瞬ではぎとってて心の準備できてなかったから死んだ。
あとタンクトップになったときの肉体が美しすぎ。曲線美なのにちゃんと男の人のえろさなの。すごい。
筋肉とか骨とかの陰影がマジで美しすぎて彫刻みたいだった、ミケランジェロが現代にいたら赤西くんをモデルにすると思う。Eternalで上から白いピンスポが当たって、顔にまつげの影が落ちるのと、まつげが照明で白く見えるのも震えるほど美しかった。造形美って言葉を擬人化したら赤西くんになる。
身体揺らしてるだけでも絵になる美しさとリズム感もすごい。(しゃべってるとき以外)もたついたりスマートじゃない瞬間が全くないの…あと歌も超上手くなってた……ただでさえ上手いのに……


あと……care……あの…きいてない…こんなの……って感じだったんですけど、そもそもcareってわたし音源ですら何年も聞いてなくて。
っていうのも、CDでリリースされたときにやったー!って思ったものの実際聞いたら「これは本当にわたしの好きだったcareなの?」みたいな感じだったことが理由なんでうよ。
ムラサキもHesitateもだけどあのころの赤西くんのソロ曲がもれなく好きで、careに関して言うとあの10代の背伸びしたさと擦り切れそうな切なさといじらしさがとても好きだったんですよね。
でもいざリリースされたCDのcareは投げやりというか、聞いててつらいというか「こんなの赤西くんのリストカットじゃん!!!!」みたいな感じだったのであまりにもつらすぎて「careは……死んだ……」って感じでほとんど聞かずにきて、でも会場でキーボードの音からイントロに流れた瞬間勝手に泣いてて、しかも赤西くんの歌声が超超深くて優しくて…そんなの泣くしか………
特にcare前のpaparatsとMi Amorがエモバンドの真髄って感じだったので尚更、あんなやさしく歌うとかさ〜〜〜〜〜〜もうさ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
っていうかバンドの赤西くんマジで実質ナツくんすぎて死んだ〜〜〜〜〜〜!!!!
え、っていうかバンドやる赤西仁かっこよくない???エモくない????

それでcareなんですけど、あの頃の擦り切れそうな切なさもいじらしさもなかったけど、20代を超えて30代になって、酸いも甘いも味わっておとなになった赤西くんにしか歌えないcareだった……
あのころのcareが「きっとそこには泣いた分の笑顔が待ってる(願望)」だとしたら、
こんかいのcareは「きっとそこには泣いた分の笑顔が待ってる(後押し)」って感じなんですよね。
聞いてる側への包容力がすごい。慰めて励ました上に背中まで押してくれる。もはや神託って感じ。じんくんいい大人になったな〜〜〜〜〜〜〜!!!!
あと1日目は大サビ前で「つないだ手ほどけないように〜↑」ってCDバージョンだったのに2日目では「つないだ手ほどけないように〜↓」ってオリジナルバージョンだったのほんとずるい、ずるすぎてウワッて泣いた。2日とも映像にして!!!!!!
わたしが見たかったもの、聞きたかったうた、まさか2017年のいま見られるなんて思ってなかった。長生きしてたらいいことあるな……
1日目は曲終わりに暗転する瞬間、すっっっごい無邪気な顔でふわっと笑ってて、あまりにもピュアだったし10代の赤西仁がいてびっくりした、ほんと、10代のころと同じ顔してたの!!!ほんとに!!!!!すきだよ!!!!!!

 

care、正直に言うとこれより前のタイミングで聞いてたらわたしは多分「それ歌うんだったらKAT-TUNのままでいてくれてもよかったじゃん!」って思ったかもしれないんですけど、赤西くんの宇宙みたいな脳内を具現化したあのライブを見て、赤西くん自身が魅せたいこと表現したいこと、なによりあの歌を聞いたら赤西くんにとってこれが一番正しい選択だよねって改めてすとんと思った。
「赤西くんってジャニーズ辞めて損したことないよね」って話は定期的に出てくるけど、SNSとかFCとかの仕組みとかだけじゃなくてこういうことか、みたいな。
わたしは所詮ジャニオタなので、決して「赤西くんジャニーズやめて大正解はっぴっぴ〜〜〜!」ってわけではなくて、なんならいまだに6人のKAT-TUNがやっぱり好きだよ…みたいなことを思ったりすることもあるのであれなんですけど!
まあ赤西くんにとってジャニーズが鎖で足枷だったかって言うとそうではないと思ってて。
ロッコにしろなんにしろ赤西くんがジャニーズ生まれKAT-TUN育ちだな〜〜〜!って思う瞬間はたくさんあるし、過去のことを全部塗りつぶして生まれ変わるんじゃなくて、過去の経験を糧とか武器にできる賢さとしたたかさと勘の良さが好きだし、まあ前世とか言っちゃうけど、いまの赤西くんはソロになって別の赤西くんになったわけじゃなくて、今まで見てきた赤西くんの未来なんだって思えるところがとてもいいなあと思うんですよ。ちゃんと全部繋がってるからこそジャニーズへの反抗心だけじゃないとか信頼できるし、なにより今がかっこいいから最高、ほんと。
おしゃべり下手くそで多くは語らないけれど、ちゃんとステージで黙らせてくれるところがわたしの好きなあかにしじんだよ…………
2日目のMCで、連れてこられたらしい男の子に「楽しくても楽しくなくても同じ時間を過ごすんだし、せっかく来たんだから楽しんで帰ったほうがよくない?」みたいなこと言ってたのがほんと好きで、赤西くんも楽しくて客席も楽しかったらWin-Winだし、楽しいって気持ちだけで会場をひとつにしちゃう、みたいなのが理想郷でほんとよかった〜〜〜楽しさの中心に赤西くんが存在する幸せの帝国だった♡

 

楽しいって言えばHey What's Up?の間奏にちゅーちゅーしたいん挟むのあまりに天才の所業すぎてはしゃぎ倒したし、ちゅーちゅーしたいんでレーザーの色とリズム変わるの芸が細かくて最高だった、あれめっちゃ楽しい!!!!

 

あとこれだけは絶対に書いておきたいっていうのが2日目のエンディング…エモのVRみたいなやつ……
1日目からキラキラの吹雪の中でパーカーの裾を揺らす赤西くんはエモかったんですけど、2日目はなんかとんでもなくとんでもなかった……
まず「そこまで降る!??!??」ってくらいの吹雪に最初びっくりしたんですけど、三方礼した赤西くんがセンステに背中を向けて花道を歩き始めたときに、電球色みたいなちょっと黄色っぽい照明に照らされてぶわっと吹雪が舞ってて、その真ん中を歩く赤西くんがいて、これがこの世界でいちばんしあわせな光景だって思えて泣けて泣けて仕方なくて、なんならこれ思い出しながら泣いてるんですけど(キモオタ)
そこではじめて「赤西くんがステージに立つことを辞めなくて、ステージに立ちたいと思い続けてくれてよかった」って思って泣いて、MCで「次はもっといいもの見せるから」って赤西くんがちゃんと前向きに、貪欲にステージに取り組んでることを実感して更に泣いて、ちょっと振り返った赤西くんがほんとうにいい顔してて「ああわたしはこういう赤西くんが見たかったんだ」って思って更にry
あのキラキラの吹雪もまばゆい照明も、ぜんぶぜんぶ赤西くんのためのものなんだって、やっぱりわたしはワガママなおたくだから、ステージに立ってる赤西くんがいちばん好きなんですよ。
あっちは立ちたくて立ってるのかもしれないけど、赤西くんステージに立ちたいって(真偽はともかく)4年前から大きな会場を目標にしてた、みたいなことが嬉しいし、赤西くんの未来に幸あれ、って本当に思えた。
赤西くんが立つ場所が世界の中心だし、世界の中心にいる赤西くんは神様以外の何者でもなくない?
好きなタレントに対しては割と「神様よりキミを信じる」って宗派の人間だけど、赤西くんは神様だった。
キラキラを浴びる神々しさも、もう終わっちゃうんだみたいな儚さも、やりきった!みたいな表情も、たぶん一生忘れないんだろうなって思う。死ぬ前いちばん最後に思い出すのはあの光景がいい。


今世で2回も赤西仁に巡り合ってしまったの、運命の因果だし抗えないなって思います♡
そういえば1日目、帰りの歩道橋で後ろ歩いてた男子大学生2人組が「次も一緒に来ようね」「来年だったら就活あるから年始だといいよね」みたいな話しててじんくん〜〜〜〜〜!!!!って思った、来年もあの男子大学生たちとおなじ景色を楽しめますように。