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びぼうろくてきな

アイドルと声優がすきです

キンプリを見続けていたら法月仁を見て泣けるようになった2016春

キンプリ円盤発売決定おめでとうございます!!!ありがとうございます!!!
無限ハグならぬ無限キンプリができる魔法の円盤ですね!最高だ!!

わたしは相変わらずキンプリを見続けていて、最近ではグロリアスシュワルツ!を唱えるたびに「法月仁幸せになれ!!!」って祈るようになりました。

どうしてこうなったのかはわかんないけど、独断と偏見で語る法月仁のここが愛しい!だよ~~~~~~!
1から1000まで全部全部妄想だよ~~~~~~~!!!!



① コンプレックスをこじらせてる
まあだいたいこれに尽きるんですけど!!!!!!!!!!(出オチ)
まずいちばんグッとくるのが、レインボーライブ45話で父である法月皇さんに怒鳴られるシーンなんですけど

親父に、「お前は主宰を首だ」って言われて、言い返しもできない25歳ぐらいの男性ってのは人生終わってますよ。
「ふざけんな」って、親父を吹っ飛ばすくらいでないと。
仁は今までそれが出来てなかった。

引用:プリティーリズムオールスターセレクション・アニメ公式ガイドブック 

 

監督の言葉的に言うとこのあたりですね。
仁にとって父の決定は絶対で、話す時も敬語で、首を宣告されて言い返すどころか怯えて腰が抜けるくらいなんですよ。
あの温厚そうで成人男性ならワンパンで勝てそうな存在を畏怖してる法月仁(25)…
力で勝とうとかなんて考えたこともないんだろうな…

数十秒前まで何を言われても動じずクズの極みのような物言いだったのに一瞬でこれですよ。
自分の母はものすごく厳格で父はプリズムショーを盛り上げてきた中心人物っていう環境の中にいて、
聖さんのことがどれだけ自由に見えたんだろうって思うといたいけな仁少年の姿に涙が出そうですね…

そして25年間なにも言い返せないまま、反抗なんてできないままで皇さんは亡くなってしまう。
反抗期なんてなかったんだろうな。もしかして今が思春期なのかな。
追い越すことも反抗することも自分の意思を主張することもなく届かない背中になってしまった父を今でも追いかけてもがき続けてるのほんと…幸せになれよ…!!!

だけど仁の弱さは仁が全て悪いのかっていうとそうじゃないんですよね。

ただ、仁がああいう表面的な「格」しか見ることのできない性格になったのは、母親(皇の正妻)のせいです。
とにかく「格」を重視する女性で、その性質を仁がそのまま受け継いじゃったんです。
本物を見極めることのできない女性だったので、皇さんの心は離れて、聖の母親になった女性に惹かれてしまった。

引用:プリンスアニメージュ2014 spring

 
何も知らずにコウジくんを小物扱いした法月仁さんエピソードを思い出しますね…
本物を見極めることができない性質までそのまま受け継いでしまっているなんて…
父親が母親を見捨てる原因になった性質を受け継いでるってほんとかわいそうだなこの人…

その性質を受け継いでるって本人が気付いてるかどうかはわからないけど、もし気付いてたらそんなの父親の愛情に対してそりゃ常に不安だよなあ…って思います。
あ、本物を見極めることができないからこそシュワルツローズで数値化した結果を見せられないと他人を評価できないのかな…仁ちゃん自分の審美眼に自信ない?

お金と、戸籍と、って聖より自分が恵まれているところを仁が数えてたとしてもそれってあくまで「恵まれてるところ」だから「優れているところ」じゃないんですよね。

どれだけ正確でもきらめきを持たない自分、誰よりも高みに立っていなければならないプリズムショーという戦場で
自分が努力ではどうしようもない部分で劣るところがあるなんて思春期・青年期の男の子にはどれだけ苦しいことだったんだろうなーって思うんですよ。

最終的に仁がとった方法が正しいとは決して言えないけれど、どれだけ努力して正確な演技を身につけても、それが武器にならずにつまらないって言われ、
努力じゃ補えない部分もあるであろう「きらめき」ってポイントで聖さんが評価されて、そりゃーもう悔しかったし焦ったしつらかったんじゃないかなあって思うんですよ…

その中で仁に対する羨ましさに蓋をするために「自分は本妻の子だ」「金もないくせに」って思ったかもしれないし。
でも心のどこかで「マリアさんみたいなお母さん」に憧れてて、マリアさんが亡くなったあと法月邸で暮らすことになった聖さんとも仲良くしようって思った仁少年の心根優しい部分ほんとぐっときませんか…
血は半分しか繋がっていないとはいえこの世にたったふたりの兄弟なんですよね。

レインボーライブ本編中に仁と聖の異母兄弟って関係を匂わせるセリフとして
「親父にかわいがられてるからって調子に乗るなよ!」
ってセリフがあって、母を亡くした聖に皇さんが優しくしていたのか、ただ自分よりも聖の方が皇さんに優しくしてもらえてるって思ってたのかわかんないですけど、とにかく自分より聖の方が父親に愛されてるって思ってたの…ねえ…愛に飢えてる…

そして同じ皇さんの血を引く者として聖さんにプリズムショーで負けたくないって意思はものすごく強かったんだと思うし、
勝たなければならない、負けるのが怖いって重圧とずっとずっと戦ってきたんだろうなーと思うんです。

もしかしたらプリズムショーでいい演技をしたら父に愛してもらえる、認めてもらえるって思ったこともあるかもしれない。
法月の名を持つ後継者としてのプレッシャーだってあるだろうし、エーデルローズのブランドにかける思いも強かったんじゃないかなーって。
どこかで自分の理想を体現したい、正しいって認めさせたいって承認欲求も人一倍強かったでしょうし。
強制だって自分でわかりつつもことあるごとにヒロ様に「だよねえ?」って聞いて「はい」って言わせたがったのでは…

その上父親も聖も何かしらの才能を持ってて、ライバルとしてでてきた黒川冷も才能があった。
もちろん三強って呼ばれるくらいだし仁にもなにかしらの才能はあるはずだと思うんです。暴論かもしれないけど努力で正確な演技ができるようになるっていうのも才能だと思うし。
だけど正確さが武器の仁は多分天才じゃないんですよね。もしかしたら秀才でもないのかもしれない。
ひたすら努力しても、努力で手に入れた正確さは天に与えられた才能であるきらめきに勝てないっていう絶望。

ヒロが、べるが、エーデルローズの生徒が力をつけ外部に評価されるたびにかつて正確さを武器に戦ってきた自分を肯定できていたんじゃないかなーって思うんですよ。
例えあの子たちが努力じゃなく才能を持っている側の人間だと気付いてたとしても。
だからこそ最後べるをプリズムクイーンにしたかったんだと思うんです。
自分の手で育てた蓮城寺べるが、氷室聖が育てた天羽ジュネを抜かす瞬間が彼は欲しかった。皮肉にもその手法は聖と正反対だったんですけど。


そこでまた最初に戻るんですけど、そうやって後続の子達の評価で自尊心を満たして来たとしても、それが自分の正しさを信じる材料になったとしても、それらをどれだけ積み重ねても父一人に何も言い返せないんですよ、
それも人前で。誰よりも絶対に負けたくない氷室聖の目の前で。
仁はそこで「自分よりも聖を選ぶのか」って絶望したかもしれないし、そうじゃなくても長い間一緒に過ごしてきた速水ヒロだって氷室聖に憧れてる。ほんと孤独すぎませんか。

才能は才能に惹かれる、って思うと努力型の仁は絶対にわからない世界だし、入ろうと思っても仁には入口なんて絶対見えないんですよ…
エーデルローズにやってきた天才・天羽ジュネは法月仁のエーデルローズからは去ってしまうし、「私が主宰のエーデルローズにはいられぬというのか」って言う仁はそこでまた聖へのコンプレックスをひとつ増やしてしまうんですよ。
しかもプリズムショー協会会長の氷室聖さん煽ったら大人な対応で返されるし、そこで舐められてる、見下げられてる(立ち位置的にも)ってなるじゃないですか。
「選手として」負けられない相手から「主宰・トップに立つ人間」として負けられない相手になるんですよね。
それがレインボーライブの「私を誰と心得る、エーデルローズ主宰法月仁だぞ」、キンプリの「私はシュワルツローズ総裁法月仁」ってセリフにつながってるんじゃないかなーって思います。
肩書きのある自分じゃないと自分のパーソナルが保てないと思ってるんだろうな…仁は仁だょ…><

仁は聖に息子として、選手として、権力者としてありとあらゆる立場を聖に奪われたって思ってもおかしくないなーと思うんです。
自分の理想と常に向き合いすぎてるから仁の世界は狭いなぁ、と思うし、狭い世界で生きてるからこそこぼれ落ちる一粒一粒がめちゃくちゃ大きいんですよね。きっと。
きらめきだってそりゃ大事だけど、完璧な表現だってそれはそれで魅力だよ…仁は悪くないよ…悪いけど…
そりゃ完璧な演技に対して意固地になりたくもなるだろう…


②でもなんだかんだで優しい
エーデルローズ、ひいては氷室聖さんから何もかも奪う宣言してる法月仁さんですけど、正直やろうと思えばエーデルローズを残さずにチリのように消し去ることもできたと思うんですよ。

有無を言わさずオバレをシュワルツローズに引き抜くこともできただろうし(なんだかんだ新人グループだし)エーデルローズに残したあの建物だって渡さない選択肢もあったはずじゃないですか。
それでもそれをしなかったのって「自分自身で」氷室聖を倒したかった、相続のどさくさに紛れてエーデルローズを潰すのではなく自分が作った理想の権化・シュワルツローズがエーデルローズを負かしたいっていう前向き(?)な野望があるからだと思うんです
なんだかんだで彼、めちゃくちゃ正攻法じゃないですか…?

ヒロは小さい頃にエーデルローズからお金出してもらって育てられてるじゃないですか。
これは絶対、本編中には出さないですけど、おそらくお母さんのネタとかでスキャンダルがいっぱいあるんですよ。
それを仁が揉み消したりしてて。それをネタに半分ゆすられて働いてるんです。

引用:プリティーリズムレインボーライブ アニメ公式ガイドブック

オバレに関してだって仁はヒロをゆするネタをそれこそ文春1年分くらいはたぶん持ってて、自分だけじゃなく母が関わることだったら「好きにすればいい」とはヒロ本人はもちろん、コウジもカヅキも言えないじゃないですか。45話でヒロは好きにしろって言ってますけど。

でもそうやってスキャンダルばら撒きまくったりしなかったのはヒロへの情愛だと思うし(したかもしれないけど)負かしたいし自分がトップでいたいけどプリズムショー自体を潰したいとは思ってないんだろうなと思うと、いやまあたとえ思ってたとしてもプリズムショーで勝とうとしてるあたり健気で泣けてきますね…
どれだけでも汚いことできるし裏ではなんかいろいろしてたりするけどちゃんとステージの上で潰そうとするあたり育ちがいい…
そうするのが一番聖にダメージがあるからっていうのもあるかもしれないですけど!

あと、レインボーライブ31話でカヅキ先輩のFREEDOMでプライドを粉々に砕かれたヒロ様の肩に手を置いて「帰るよ」って言うあの優しい声ほんとずるくないですか…
あの場で糾弾することだって出来たはずなのに、ヒロ様の敗北宣言を引き継いでカヅキ先輩になんのイヤミも言わずに「承知した」とだけ言うのもぐっとくるし、 「帰るよ」って、きみの帰る場所はエーデルローズだよ、って言ってるわけじゃないですか。

見方によっては、プライドを砕かれてもそれでもなおエーデルローズという鳥かごに閉じ込められてるって見ることもできるとは思うんですけど、きみが無様でも(まだ)エーデルローズはきみの帰る場所だよ、って言ってるように見えないこともないじゃないですか。

仁って現役時代から
聖さん「このままでは冷どころか仁にすら勝てない
冷さん「聖を倒すことなくしてプリズムキングの価値無し!
ってきらめきの才能を持つふたりから正直ライバルだとも思われてなかった感じで。
完全にDVの理論じゃん、って感じはしなくもないですが仁は普段あんなんなのにここぞってとこで優しくするんですよね…
Hiro×Kojiでデビューするときの「わかるよねぇ、ヒロ」でヒロ様が折れちゃうのも、もちろん反抗できないって理由もだけど、その優しさを思い出させる的な意味でずるいなーと思います。

あと法月仁ってレインボーライブ本編から言ってることは圧倒的に正しいんですよ。
「今は売れているものがさらに売れる時代」
「世の中に残るのは記憶ではない、記録なのだ」
とか、売れるための本質はわかってるんですよね、包み隠さなすぎですけど!

レインボーライブでプリズムショー協会の理事に現金渡して「綺麗事と金で人は動く」みたいなこと言ってましたけど、エイプリルメッセでアレクが「ギャラが出るって言うから所属してやってる」みたいなこと言ってたじゃないですか。
もしかしてエーデルローズから引きぬかれた有望な新人のみなさまは脅された子もいるのかもだけど、お金で動いたって可能性もある…?


実力主義だけど、なんだかんだプリズムのきらめきへのあこがれを捨てられない
これめっちゃ愛しい。ほんと幸せになれ…
ジュネに執着してみたり、ルヰみたいな歩くきらめきを手元に侍らせてみたり。

聖さんが誰よりもプリズムショーを愛する人だとしたら、仁はある意味では誰よりもプリズムのきらめきにとりつかれてしまった人なんじゃないかなって思います。わからないし手に入らないからこその羨望的な。

でもそれは単純な愛とかじゃなくて、自分が得ることができなかったもの、聖、冷との三強時代に自分が後背を喫する原因になったものだから、多分憎んでるし必要ないって思ってる部分もあると思うんですよ。
だからこそ今でも徹底して正確さにこだわってるし、こだわるあまり全てを数値化して管理してみたりして。
それでも自分が手に入れられなかったきらめきは仁にはものすごく疎ましいけどまぶしくて、認められないあこがれなんだろうなーって思います。

こう考えるとあの人は父といいプリズムのきらめきといい、自分のものにはならないものばかり追い続けてるんだなーって思います…
シュワルツタワーからプリズムダイブする未来が来ないことを祈ってますが、完全敗北を突きつけられて廃人化する未来よりは彼自身の野望と理想を抱いたままでダイブしたほうが幸せなのかなーとも思うしわたしはとにかく法月仁に幸せになってほしいんだ…絶対幸せになれなさそうだけど…


そういえば

このツイートを拝見してわたしも目からうろこがボロボロ落ちたんですけど、
聖は「自分の母親」仁は「若いころの自分の姿」に似た姿でプリズムワールドの使者が現れてるんだとしたらこれってハリーポッターのみぞの鏡みたいだなーって思ったんですよ。

亡くしてしまった家族の姿を求めた聖と、自分の理想を内に内に追い求めてる仁はそれぞれ、求めていたものが目の前に具現化されてるんだなーって。
そう考えるとルヰくんのネックレスの白と黒の対比は仁と聖かもしれないねって思ったりして。いやまあ違うっていうのはわかってるんですけど!
謎がいっぱいでたのしいです、キンプリ。



正直わたしは速水ヒロさんを推してるので法月仁さんには「おい法月ィ!!!」って思うこともそりゃあるんですけど、それはそれとして彼に幸せになってほしいです。
誰かを貶めて得られる自己肯定じゃなくて、誰かに彼自身を肯定してもらえるようになったらいいなって思います。

レインボーライブ1話コンテの表紙に書かれた
「7人の仲間が集まれば世界だって変えられる。 あっという間に過ぎていく青春時代に出来た親友は宝物だよ
って言葉は彼には当てはまらないんですよね。
レインボーライブの女の子たち、オバレ、聖とジュネ(ここは今は青春時代ではないけど)、現エデロ生…とみんなが誰かと絆を深めていく中で、法月仁が背中を預けられるような「仲間」はいないじゃないですか。
あの人女性不信っていうのは書いてあったけど女性にかぎらず男性でも信頼できる人っているのかな…いるといいな…
エデロ時代は金で買収した理事であったり、今はシュワルツローズの手駒としてのアレク、自分の理想が具現化したような存在のルヰ。
仁そのものを受け入れて彼の弱さを彼のために指摘してくれる人なんて誰もいないっていうのも本当にさみしいなあと思います。
願わくば、いつか法月仁の孤独が救済されますように。