一ノ瀬トキヤ担が見た主演・一十木音也
※音トキシンメ厨な曲解おばさんの妄想とポエムです。
赤色0番が個人的ホットワードな中、うたプリ界の赤色0番ポジション一十木音也さんがやってくれましたよ…
泣いてる
— 一十木 音也 (@Otoya_I_SH) 2015, 12月 9
まさかの涙。
明るく始まりさあ明るい未来に向けて出港だー!みたいなノリで終わるものだと思っていたわたしの予想を軽く打ち砕いた上にダイレクトに頭を殴ってくるようなこの展開。
そして、シアターシャイニングのブログの中でも明るく振舞ってきた音也くんが最後の最後で零した、自分が抱えていた不安と弱音。
最初はすごく心配だった。俺にこの役ができるのかって……。不安で、不安で、そして怖かった。作品っていう名の船を支えなきゃいけないんだって思ったら、苦しくなった。
— 一十木 音也 (@Otoya_I_SH) 2015, 12月 9
今回の音也くんは蘭丸さんとカミュさんという曲者な個性もプロ意識も強い先輩たちとの共演だったわけですが、音也くんってこれまでシャッフルユニットをはじめとするカルナイとの合同企画で嶺二以外の先輩と組むことってなかったんですよね。
特典CDとか別にすると公式の仕事でST☆RISHとして、ではなく一十木音也として先輩と絡む機会の少なかった音也くんが、最初のブログで「だって、蘭丸先輩にカミュ先輩も一緒なのに一番年下の俺が船長なんてさ。」って言ってた言葉、今ならそうだよね不安にもなるよね…って思うんですけど、いつもみたいに明るい口調で語ってた音也くんってほんとに眩しい。
で、ここでタイトルの「一ノ瀬トキヤ担が見た」って部分に戻るんですけど、音也くんが最初のブログを更新してから30分足らずでトキヤくんがコメントを残してるんですよね。
「あなたはキャプテンなのでしょう?
それなりの振る舞いをしないといけません。」
は〜〜〜〜〜これだから一ノ瀬トキヤは〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
って感じなんですけど、初めて先輩の中に一人で放り込まれた音也くんの不安って、どれだけのものだったんだろうって思うんです。
音也くんって圧倒的センター力を持つ人だなって思っているのですが、センターのポジションって中心に立つ重圧もあるけど、でも、右見ても左見ても仲間がいるっていう状況でもあるじゃないですか。
だけど、座長って違うんですよね。
「中心」じゃなくて「一番上」に立つポジションなんです。
右にも左にも誰も居ないけれど、後に続く人たちを自分が引っ張らないといけないという責任感。
先輩の存在は心強いけどそれもプレッシャーと紙一重だったのかもしれない。
隣に立ってくれるひと、肩を支え合うひとがいない状況での音也くんの戸惑い、不安をトキヤくんもわかってたんだろうなあと思うのです。もちろんトキヤくんだけではないけれど。
11月26日のブログで音也くんは言っています。
「船長だから、ちゃんとしないとって、頑張った甲斐があったよ!」
蘭丸さんに認められて嬉しそうにしている音也くんのこの発言。
音也くんが「ちゃんとしなきゃ」って思って頑張ったことの中には蘭丸さんが言っていた「最初の段階で歌をきちんと歌える状態にしておくこと、セリフを頭に叩き込んでおくこと」はもちろん含まれていると思うのですが、座長としてのキャプテンシーの部分を意識していた部分も多分にあるのではないでしょうか。
蘭丸とカミュの痴話喧嘩を仲裁したり、2人のブログに細やかにコメントを残したり、映画についてちょっとずつ自分が感じたことを言葉にしてみたり。
おそらく、キャプテンシーとは?という部分を意識しすぎるあまり悩んだこともあるのかもしれません。
「キャプテンの名にふさわしいそれなりの振る舞い」
わたしはこのトキヤくんの発言は音也くんに自信を持って堂々としていなさい、つまりあなたには座長として自信を持つに足る努力と成果があります、ってことを伝えたかったんだなーって今になって思います。
そして公開初日の舞台挨拶への差し入れに音也くんが喜ぶカレーパンを選んだトキヤくん。
トキヤくんのこの行動、劇団シャイニングの公演期間中に嶺二がファンにTwitter期間の終わりの日は覆らないと告げたあの夜にトキヤくんが嶺二に「コーヒー豆、明日渡します」と伝えたときのことを思い出します。
太ってた過去を持つトキヤくんだからこそ、きっと食べ物が持つ力は誰よりも知ってるし、嶺二には酸味を抑えたコーヒー豆を、音也くんにはおそらく彼好みであろう味のカレーパンを。
上手に伝えられないけれど優しくしたいという思いを食べ物に乗せて渡す一ノ瀬トキヤってほんとうにいじらしいひとです…
そしてトキヤくんにお礼を伝える音也くんは嶺二の誘いを断って歩いて帰ってるんです。たったひとりで。星を見ながら。
@Tokiya_I_SH ううん。まだ外。星をみながら歩いて帰ってる。
— 一十木 音也 (@Otoya_I_SH) 2015, 12月 9
この一十木音也の物語力の高さが本当にすごい、、、
大勢の前で舞台挨拶をこなし、キャプテンとしての務めを果たした音也くんがひとりきりで12月の星を見ながら歩いてる。あまりにもドラマティックじゃないですか…?
映画の撮影中に、自分の船なんだって愛着が沸くほどの長い時間を過ごした船の上から夜空を見たこともあったんだろうなあと思います。
音也くんがただ外で遊んでるだけだとお母さんみたいにあれこれ口出しするトキヤくんが彼の感傷には踏み込まず「気をつけて帰るんですよ」とだけ言った意味。
音也くんの中に、ずっとずっと大事に抱えてきたものが手元を離れて旅立っていく安心感も寂しさもあったのかもしれない。
でも、音也くんの才能は音也くんのことを絶対に孤独にしないんですよ。
音也くんの才能ってその類稀なセンター力はもちろんだけど、あの素直さも、まっすぐに努力できるひたむきさも、全部重なって音也くんの才能なんです。
音也くん自身が持つ引力でいろんな人を惹きつけて、愛されて、いつの間にか輪の中心になってる。圧倒的主人公力。
そこが派手なセットが組まれたステージでも異国の海に浮かぶ船の上でも人通り少ない夜道でも、音也くんが立てばそこが舞台と物語の中心になるんだなって思いました。
わたしは音也担ではないし音也くんにしてあげたいこととしては間違ってるのかもしれないんですけど、めちゃめちゃ承認欲求満たしてあげたいっておもうんですよ…いやわたしなんかが満たさなくてもじゅうぶんに愛されてて認められてるのはわかってるんですけど!
トキヤくんのシンメが音也くんでよかったって何十回思ったかわかんないし、音也くんのシンメになれるのはトキヤくんだけであってほしい。
座長として、そしてキャプテン役としての不安を抱えてたっていう音也くんはこう続けるんです。
でもね、みんなが教えてくれたんだ。俺は1人じゃないって。手を伸ばせば、その手をしっかり掴んでくれる仲間がいるってことを!
— 一十木 音也 (@Otoya_I_SH) 2015, 12月 9
ああなんてまっすぐでいい子なの;;;
「自分で気づいた」じゃなく「みんなが教えてくれた」って言うのがほんと一十木音也の一十木音也力だと思います…
誰かに背中を押してもらうこと、共に走ること、足並みを揃えること、差し出した手を握り返されること。
新しいことに挑戦する度に人との関わり方や向き合い方をアップデートさせて全部自分の武器にしていく一十木音也くんの未来が本当に楽しみです…うちのセンターほんとかっこいいよーーーーーー!!!!!